アットホームなブログ

アットホームな会社に勤める人のブログ

ククルス・ドアンの島を観た。~私は島暮らしよりも戦いが見たかった~

ガンダムファーストガンダムを20話くらい見ている状態。絵は古くてもすごく面白くって、これは当時から画期的なアニメだっただろうな、といつも思う。

 

私が特に好きなのは、無駄のないセリフ回しと、戦闘シーン!

特に戦闘シーンは、アムロガンダムで攻めてる一方で基地であるホワイトベースがピンチで、みたいな息もつかせぬ展開を毎回何とか切り抜けるのがハラハラして面白い。

 

この前見た話では、ミライさんという大人しそうな女性がホワイトベースをグルングルン回転させて、乗ってきた敵を振り落とすシーンに痺れた。

 

敵も操縦者がやられる前に「うわあああ!」と恐怖におびえたり、敵は基地が見つかったら兵士ごと基地を爆発させるシーンもあったり、「戦争」という恐怖をしっかり描いてるのも見ごたえがあって、話に重厚感あるから私は1日に1話ずつしか見れないです。

でもそれが逆に毎日の1話1話見る楽しみになってくれている。

 

さて、そんな中「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」が映画で上映されたので本日観に行ってきました。

 

以下、話の内容を含みますので、見たくない方はここでお控えください。

--------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論から言いますと、ちょっと思ったのとは違ったかな、というところです。

 

主な不満点は、「島ぐらしの描写長すぎ」と「戦闘シーンがもっと見たかった」という事です。

 

島暮らし描写長すぎ

仲間達とはぐれたアムロは、ククルス・ドアンに助けられ、自給自足をする島で生活します。そこには戦争で両親を失った子供たちも共同生活していて、ガンダムに乗るアムロは忌み嫌われます。

 

そこから、子供たちに受け入れられ、「仲間」として認識されるまでの島暮らしの描写が続くのですが、これが長い。とくにそんなに盛り上がりもないし、この描写を延々と映画館の大スクリーンで見せられてもなあ。。。

 

島暮らし描写の中で、水道管が壊れてアムロが狭い穴の中を入っていくシーンがあるのですが、ここももうちょっと足踏み外しそうになってピンチがあったり、ライバル視してくる男の子と協力ファインプレーがあったりしたら、もう少し楽しめたのかも。

 

ドアンと、お母さん的な役割の少女ロランの顔が、シンエヴァのトウジとヒカリ(委員長)に似てる気がして、シンエヴァアヤナミレイが農業するシーンを意識しているのかな?とも思いました。

 

「仲間としてやっていくには共に営み、生活する事が大事である」という事を伝えたかったのだろうけど、メカ以外の人、ヤギなどはファーストガンダムらしくあえて粗い作画にされているので絵が綺麗で楽しいという事もなく、かつ、そんなに深みのあるシーンもなかったので私には少し退屈なシーンと感じてしまいました。

 

あと聴覚過敏の身としては映画館の大音量で子供の高い声が続くシーンは少しキツかったです。。

 

戦闘シーンがもっと見たかった

戦闘シーンは相変わらずカッコ良かったです!

 

人物描写はファーストガンダムに合わせて粗目なのですが、メカはCG使っててすごくきれい。巨大なザク同士が戦うシーンは迫力満点だし、操縦者視点から見てザクが襲ってくるシーンはガンダムらしい恐怖がありました。

 

絶体絶命の中、ガンダムが現れるシーンは、まさに「待ってました!」といったところ。

 

しかし、せっかく戦闘シーンは絵が綺麗でカッコ良いのに、今回は少なかったんです。アムロとドアンと戦争孤児の島ぐらし生活がメインって感じ。もっと戦闘見たかった。

 

その他モヤッと

ククルス・ドアンは表面的に良いオッサンで終わる

ドアンは、子供の親の件について何も言わないから周りから見たら表面的に良いオッサンで終わっててモヤっとしました。

だけど、そこは現代風に、「言わなくて良い事は言わなくて良い」とアレンジされているのかも、とも感じました。

 

思えば、ガンダムらしい、心にズーンと来るような心理描写も今回はなかったように思います。ドアンがかつてやってしまった事に対する描写も、ないわけではないけどもう少し深くあっても良かった気がします。

 

ブライトがなんか違う

的確に指示を飛ばし、クールで頼れるブライト総長が、なんか違う。「すまんなぁ・・・」と言いながら、こんな表情('_`)したり、お偉いさんと話したあと、「ふぅ・・・」と姿勢を崩したり。いつもより感情的だし、私の知ってるブライトさんとはちょっと違う人に感じました。でも、これも完全昭和型トップダウンの上司ブライトを現代風に変えてるのかもしれない。

 

フラウ・ボウが人前で「うわ~ん」と泣く

さすがに子供っぽくないか?私の知ってるフラウ・ボウさんなら、涙が流れてしまっても、せめて人前では押し殺そうとする気がする。もしくは、人前で涙を見せないように立ち去る気がする。これも現代風アレンジなのか?今の子たち、こういう子好き?

 

エンドロールが島の子ども達(モブ)

エンドロールでは、島の子ども達が今後も楽しく暮らしていく描写が流れるのですが、そんな、モブみたいな、いっぱいいる子供たちよりも、アムロとか、ブライトとか、セイラさんとか、フラウ・ボウとか、ミライさんとか、、、そういうメインキャラクターの描写が見たいと思い、主要人物に対する愛を自覚しました。

 

入場者プレゼントが島の子ども達の厚紙

緑の袋に入った入場者プレゼントをもらったのですが、中身は島の子ども達でした。

しかし、映画見る前に開けたので完全に「誰ですか」状態でした。



となりの男性2人組も観る前に開けて、「どうせなら知ってる人入れてくれよ...」と言ってました。映画見た後も、正直今回映画内だけで関わった子ども達よりも主要人物たちの絵の方が欲しいです!

本当は当たりがあって、アムロとかセイラさんとかの絵が描かれてる特典もらった人もいるのかなぁ。だとしたら羨ましい。またしても、主要人物に対する愛を自覚しました。

 

今回、一人で観に行ったのですが、女性はかなり少数派でした。いたとしてもカップルでした。

旦那はガンダム興味ないし、ガンダム好きな友達いないから一人で行ったけど、女の子と行けたら色々語れて楽しかっただろうなぁ。隣の男性二人組が色々話してて楽しそうだったな~。

 

語り合う友達がいないので、とりあえずはてなブログ書いてみました!

他の感想一切見てないので、これからレビュー巡りしてみんながどう思ったのか見るのも楽しみです。

 

もし、良かったら思った事コメントいただけると嬉しいです!

では。